[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
だから貴方とだけは絶対嫌だと言いましたのに。
戦争はハンガリーの助力もあり、その後も紆余曲折はあったものの 表立った戦いは終わりを迎えた。ギルベルトとも表面上は 穏やかな関係が保たれている。それなのにローデリヒには 困ったことがあった。あの日からあの人の温もりが忘れられない。 たった一度きりで、あんなに酷い状況で、貴方は私のことなど 嫌いだと判っているのに。そう思うと知らずため息がこぼれた。 私は此ほど貴方のことが好きだというのに。 この想いを伝えても報われないのだ。
しかしそんな彼から今夜部屋に来るようにと手紙が届いた。
他の者なら絶対に受けない内容なのだが、即座に了承の返事を返していた。
以前放たれた彼の言葉を思い出す『その辺の女よりよっぽど良いぜ』
あの言葉は本当だったのだ。それならば、彼の傍に居られるなら
例え身体だけの関係であってもいい。それ程までにローデリヒは思い詰めていた。
夜も更ける頃にギルベルト邸へ向かう。邸宅では案内の者に少し驚いた顔をされたが黙って部屋へ通された。
「よぉ」
「今晩は」
部屋に入ると眉を顰めた。ギルベルトの机の前には大量の酒類が並んでいたからだ。まさか彼は酔っ払って自分に手紙を送ってきたのではないだろうか。そんな疑問が浮かぶ。
「勿論抱かれるつもりで来たんだろ?」
「ええ」
その言葉を聞いて安堵する。今はその気が無いわけでなさそうだ、ならば彼が正気に戻らないうちに事を済ませなければならない。
私はギルベルトの手に握られているワインを奪って一気に喉に流し込んだ。それ程酒に強くは無いので体の中が瞬時に熱くなる。そう言えば一度他の男に酔わされたこともあった。そんなことを回想しながらギルベルトにキスをする。
少し狭いがこの際ソファの上でも仕方がない。全て脱ぐのは忍びないので自分の服の前を肌蹴させて下は取り去った。
ギルベルトの服に手をかけるが上手く外せなくてもどかしい。脱がされるのは慣れていても脱がすのはこれが初めてだった。
彼の胴を跨ぐ格好で挑んでいると、自分のものと彼の起ち上がったものが触れ合った。彼が興奮していることに自分のものも反応を示す。
彼の服を脱がせなければこのままでは汚れてしまう。
そう思っているのに彼は私のものに手を伸ばし、根元を握ると先だけを弄びだした。
「!?」
あまりのことに彼の服から手を放し、口元を押さえる。
くにくにと先だけを弄られて耐えられない先走りが彼の手を濡らしている。あまりに執拗にそこばかりを責められて逝くこともできず涙が零れた。
上を脱がすことを諦めて震える手でギルベルトの下を寛げた。
私などで彼が興奮するのか半信半疑だったが、自分が手を触れることなく立ち上がっているそれに安心する。
「も…ぉ」
執拗に私の先ばかり弄る彼の手を引き離して、蕾に手を触れる。こちらに来る前に解しておいたそこは柔らかく、すぐに受け入れることができる程だ。
私のその行動を見て彼のものが更に大きくなった。
蕾を広げて彼のものを受け入れる。全て受け入れて安堵していると彼がゆるゆると動き始めた。その緩い快感に耐えられなくて身体が彼の胸へ倒れた。耳元で彼が囁く。
「お前の中は気持ちいいな。」
その言葉でキュッと彼を締め付けるのがわかる。それと同時に彼の熱を受け止め、自分も達した。
「愛してる。」
その言葉が本当に発せられたのか判然としないまま意識が飛んだ。これが現実ならば私もです。と伝えたかったのに。
それからの彼は人が変わったかのように優しかった。あまり会う時間は無かったけれど、本当に私の事を愛してくれているのではないかと思うほどに。まるで恋人同士のように愛し合った。
そして私は知らぬ間に彼が私の事を『あの約束を交わした昔のように』愛してくれていると信じ込んでいたのだ。その日が訪れるまでは。
「ギル…ベルト…」
戦場で俺はローデリヒを見下ろしていた。
「それでも私は…貴方を永遠に愛しています…」
そう言って美しいアメシストが閉じられた。
完膚なきまでに叩きつぶした。もう起き上がれない程に。
何故今まで気付かなかったのだろう。
「嘘だろ…」
俺がお前を殺すなんて。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!!
そんな寛大な方いるんでしょうか!?